がじぇぶ GADGETY BLOG

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Xperiaの発熱問題に対するソニーモバイルの受け答えがひどすぎる 焼きハマグリ状態のXperiaを見ての感想を聞きたい

 Yahoo!ニュースのアクセスランキングで「Xperiaの発熱対策は? 保冷剤はOK? ソニーモバイルに聞く(ITmedia Mobile) 」というタイトルの記事を目にしました。そこで読んだソニーモバイルの回答が超マニュアル対応でITmediaさんよくぞこのまま掲載したものだという代物でした。対策を聞かれているのに、「5~35度の適切な環境温度で・・・(以下略)」だったり、「放熱に配慮した製品設計を行っております。」とかなんとか(●`ε´●)私の焼きハマグリと化したこのXperia Z Ultraさんを眼の前にして同じことがいるんですかぁヽ(`Д´)ノ

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案の定コメント欄はソニーへの不満でいっぱい

 ソニーモバイルの回答に対して閲覧者は

「マニュアル対応」

Xperia火傷するよ。同じ回答ばかりで誠意を感じない」

「客のneedsに答えていない回答です。」

「X4時代から燃える様な熱さ異常温度上昇でカメラ機能停止とか毎回起こる」

 等と、ソニーの担当者の対応を批判したものや、Xperiaの発熱問題について悩んでいるコメントが目立ちました。ITmediaさんの質問に対して

ソニーモバイル ソフトウェア、ハードウェアとも、放熱に配慮した製品設計を行っております。適切な周囲温度においてご使用いただきますようお願いいたします。

from: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180822-00000024-zdn_m-prod

 このように答えるソニーさんには、今後の開発のためにも是非とも私の大事にしていたXperia Z Ultraさんの成れの果てをみて頂きたいと思います。

変わり果てたズルトラさんの御尊顔

 当時は唯一無二の「ファブレット」として歴史に残るデビューを果たしたXperia Z Ultraさん。ズルトラさんの愛称で永く慕われており、その当時としては60,000円越えという超高額な価格で購入致しました。

 それだけに、SONY SmartwatchやMDR-1RBTMK2と記念撮影をしたりとそれはそれは大事に使用しておりました。2015年発売のapple watchよりも3年も早く2012年にはSONY Smartwatchを発表して、2013年秋にはSONY Smartwatch 2をすでに発売するなどAppleより先見の眼と実行力があったと思います。MK2も、いち早く高級Bluetoothヘッドフォンを開拓し、aptxに対応NFC接続など新しいことをたくさん取り入れていました。このズルトラさんも「 APPLE iPhone 6 Plus」が2014年に出てくるずっと以前の大画面スマホということですごく挑戦的なものでした。

 そんな意欲作でもあったズルトラさんですが、今ではこんな焼きハマグリ状態になっているのです。私にとって6万円は決して安くないです。世間がアップルに走る中、敢えてのソニーに6万円。その報いがコレです。

 バッテリーは最初のうちは、「ん?裏蓋シールが剥がれてきたかな?」程度のもので、浮き上がってきた裏蓋もなんとか粘着力でくっついていたのですが、次第に浮き上がりが顕著になり、裏蓋は目で見て完全にわかるぐらい盛り上がってきたのです。

https://lh3.googleusercontent.com/-WkW-pQMyqP4/VWPzWxmfRDI/AAAAAAAAETM/wDcjwtEHVBE/s1280/20150526-review%2B%25287%2529.jpg

 そして、ケースにも入らなくなり・・・。持ち歩くこともなくなり。膨張しすぎて怖いので廃棄するのが安全上良いとは思うのですがこんな姿でも6万円だして購入した愛機です。なかなか踏ん切りがつきません。もちろんサポートにも相談しましたが、納得の行く対応ではなく(主に料金面で、じゃあ新しい別機種買うわとなる)、ほぼ泣き寝入り状態で現在の無残な姿にいたります。そしてそんな悲観状態の時にみたのが今日のITmediaさんの記事ですよ。ソニーモバイルはこんな現状をみても「放熱に配慮した製品設計を行っております。」とかいえるんですか?ズルトラさんの目の前でいってごらんなさいよ。

Xperiaバッテリー膨張の被害者は多い

 少しググると同じような症状に悩んでいる人がたくさんいることがわかりました。心中お察し致します。日本全国四季折々の環境下でそれぞれが様々な使用をされていると思います。『適切な周囲温度は5~35度となります。環境温度がそれを超えている場合には、負荷をかける機能のご使用や充電はお控えください。』といわれても、真冬の寒い中でも使わなければいけないし、真夏の車の中でも携帯するのがそもそも携帯電話だと思うのですが、スマートフォンなのでまた別物なのでしょうか?

携帯キャリアとしてはバッテリー膨張は問題なし?

 素人目にみるとこんなに膨張した電池は危険極まりない感じをうけますが、携帯キャリアからすると、リチウム電池の特色ということで安全上問題ないという考え方をされているようです。びっくり(´゚д゚`)

電池パックの特性について
電池パックは、ご使用条件により、寿命が近づくにつれて膨れる場合があります。これはリチウムイオン電池の特性であり、安全上に問題はありません。
電池パックは消耗品であり、充電を繰り返すごとに1度の充電で使用できる時間が、次第に短くなっていきます。電池パックを完全に充電しても、使用できる時間がご購入時の半分以下に短くなりましたら、電池パックの寿命が近づいていますので、早めに交換することをおすすめします。

from: 携帯電話の電池パックに関するお知らせ | 個人のお客さまへのお知らせ | お知らせ | モバイル | ソフトバンク

 ちょっと目を疑うような見解ですが、ソフトバンクだけでなくドコモとしても同様の考え方をされているようです。

電池パックが膨らんでいる
原因1 : 電池パックの劣化
電池パックの寿命が近いと考えられます。
電池パックは消耗にともない膨らむ場合があります。これはリチウムイオン電池の特性であり、安全上問題ありません。
ただし、電池パックのカバー(リアカバー)が閉まらない場合は、携帯電話本体をお持ちのうえ、ドコモ指定の故障取扱窓口(ドコモショップなど)で点検をお受けください。担当者が実際に携帯電話を拝見して状態をお調べします。
1年以上同じ携帯電話をご利用の場合は電池パック安心サポートを受けることができます。
※対象機種を確認のうえ、ご利用ください
ドコモショップ、または「ドコモオンラインショップ」で、電池パックを購入することもできます。

 ふぇ~!信じられませんがやはりそういうもののようです。ただし、「すまほ119」さんのXperia Z Ultraの修理の様子を拝見すると

↑バッテリー膨張は危険なので
すぐに修理しましょう〜!!
放置すると爆発する可能性もあります・・泣

from: 10/23 Xperia Z Ultra バッテリー交換 北谷店へご来店

 と述べており、やはり危険なものなのでは?という不安は払拭されません。何か事故があってからメーカーとしては初めて対応して頂けるんでしょうか?

発熱以外にも不具合多すぎ 

 百歩譲って真冬の北海道や赤道直下の40度近い過酷な環境下でしようせず、メーカーのいう5~35度の環境温度で使用していてもいざというときにカメラで撮影できなかったり。突然再起動したり。発熱対策以外もしっかりとやってほしいなというのはソニーに限らず日本メーカーらしくない完成度のものが多くなってきたように思います。であればどこでカバーするかといえば、アフターサービスというのがこれまでの日本企業の優れたところだと思っていたのですが、最近では今回の記事のような対応であったり、ひどいときは日本語もわからないようなオペレーターであったりと品質以外のサービスの劣化も著しいと感じます。そもそもこのような膨張のおそれのあるバッテリーを取り外し不可の状態で売っていて、交換したければ修理費頂戴というやり方がまかり通るのが信じられません。サムスンの発火問題を揶揄している場合ではないと思います。東芝REGZA Phone伝説として発売日当日の回収など語り草になっていたりしますが、Xperiaも自己回収となってもおかしくないバッテリー問題が存在していると思うのですが、メーカーとしてはどう考えているのでしょうか。冷たいユーザーへの対応発熱対策なんていうジョークだとしたら結構笑えますけど。