ASUS TransBook T90CHIの唯一の弱点、ヒンジの角度を広げる
ASUS TransBook T90CHIの最大にして唯一の悩みといえば開いたときの角度です。もう少しだけ大きく開けば、本当にあと少し・・・。そこで、ヒンジの角度を広げるべく、孤軍奮闘し見事お悩み解決に至ったのでブログに残します。
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準備品
1.押しピン
2.プラスドライバー
3.ダイヤモンドヤスリ
4.ミニルーター
立派な商品を貼り付けてますが、100円ショップで調達できるものばかりです。ミニルーターもダイソーに売っているものを使用しましたが軽がる金属を削ってくれました。
ちゃんとした分解工具もありますが、ギターのピックがあればプラスチックを痛めずバラせて便利です。
防錆、潤滑用にグリスもあれば安心ですね。
作業編
安物工具第一弾、押しピンを使用してキーボード裏のゴム部分を外します。
外すとネジが見えます。きれいには外すとゴム部分の両面テープを再利用できます。
プラスチックのぽっちは全て角度が違います。
あとで底面のゴムを間違えないように注意です。
4角のネジ4本を外し、プラスチックの接合部を外せばカバーが外れます。
ネジを外したら、接続がゆるくなると思うので、接合部を狙ってピックを差し込んでいきます。USBポートの脇の甘さは多くのパソコン共通みたいですね。
USBのすぐ横は粘着テープがあるので、気をつけて下さい。オジサンはぐりぐりやって傷つけてしまいました。
USB横の隙間から上のヒンジ部にピック(ヘラ)をスライドさせていくと、パキッと接合部が外れて一気に緩みます。
反対側のヒンジよこの接合部も狙い撃ちします。
大体こんな感じで開けていきました。これは開けた状態なので、USBポートの位置をみながら位置を確認してみてください。
側面を開けていくと、もう力を入れなくてもピックを通すだけでパチパチ音をたてて接合部が外れていきます。
全部は外すとこんな感じ。USB充電ポートは右上に見えます。
両側のヒンジ部のポッチ(ピンク矢印のでっぱり)をどんな方法でもいいので、青矢印にあたらないようにすればヒンジの角度は広がります。青矢印の方を削っていってもいいですが。
ヒンジ部を分解しなくてもできるという人もいましたが、絶対分解してから削ったほうがいいです。でないと、ルーターやヤスリで色々なところを傷つけてしまいます(実際色々傷物にしましたT_T)。
こう分解してからの方が作業が楽です。特に左側のヒンジはシャフト部とかなり接近しているので、コンマ数mmのずれもなくルーターやヤスリで作業ができる自信がある人以外はナット部を分解した方がいいです。もしくはナットをぎりぎりまで緩めるか。
だめな時は力技でと思ってヤスリを買いましたが、作業のほとんどは安物ミニルーターが大活躍しました。
作業時間について
作業時間は試行錯誤しながら2時間程です。スムーズにいけば30分程でできると思います。金属を削る作業自体は10分もかかりません。ナットの分解と組み立ての方が厄介でした。
結果のお披露目
ヒンジのポッチを失くすと大きく開くようになります。180度までは開きません。最大まで開くと当たり前ですが、本体は倒れます。ただし、軽く指を添えるだけで支えられるので、新幹線で膝の上に乗せてメールを打つなんてやりかたは余裕です。
一応ロックタイトの跡も見えるので、分解した後は自分でも緩み対策をした方が確実ですね。