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がじぇぶ GADGETY BLOG

気がづくとデジタル製品に溢れた生活になっていました。日々の徒然なる出来事などだらだらと書いております。@gadgetyjp

医療先進国の日本でなぜ「がん」患者が増え続けるのか

Photo:Doctor and patient. By:caroline_1
Photo:Doctor and patient. By caroline_1

先週医学部編入試験の問題にも登場した「がん患者増加」の記事がありましたので、興味があり最後まで記事を読んでみました。

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ニュース記事は下記になります。

研究 欧米ではどんどん減っているのに なぜ、日本人ばかりが「がん」で死ぬのか  | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

 

  

平均寿命世界一=世界一の健康国の間違い

 政治、経済、教育、なんでも欧米と比較する傾向は個人的に好きではありませんが、記事によると日本人のがんによる死亡率は年間36.5万人で米国の約1.6倍にも及ぶそうです。そして、先進国でがん患者が増加しているのは日本だけで、がんによる死亡率が増加しているのはどこも発展途上国ばかりだというのです。

増加の要因は?高齢化?食事?

 では、何故日本だけがんが増加しているのかその原因の一つは高齢化にありそうです。年をとれば遺伝子に異常が起きてがんになる確率も増える、それはがん増加の原因の一つではあるけれでも欧米も同様に高齢化が進んでいるので、高齢化が問題の核心ではないようです。

 長寿国日本の食事は欧米化が進み、肉の摂取量や脂肪分が大幅に増加したそうです。これも高齢化と同様に、欧米人のほうがジャンクフードばかり食べて不健康そうだけど?と疑問に思いますが、そもそも日本人と欧米人とでは体質が違うそうです。糖尿病になりやすいのも日本人だそうです。そして、日本人は運動量も少ないので余計に体に異常をきたしやすいそうです。

 そういえば、留学先ではランニングにでかける白人や、いつもジムで筋トレをする黒人集団を毎日見ました。お酒だって同じ量を飲んでもトイレにも行かない、酔っ払いもしない(そもそもテンションが高い・・・)、酒量の違いというものを肌で感じることがありました。

治療の考え方が違う

 日本でがんの治療といえば「外科手術」が主流で、患者側もすぐに外科に相談するのが一般的ですが、欧米では外科医に加えて放射線科医や抗がん剤を専門とする脳腫内科医の3者がその患者にとってベストな治療法を話し合うというのが基本だそうです。放射線治療がアメリカが60%なのに加え、日本では25%と圧倒的に少ないということ。

予防に関する考え方

 日本では「手術ができてよかった」と思われがちだが、そうではなくて手術をしなくてすむように日ごろから予防すること、または患者の負担の少ない治療法を考えることが欧米では優先されているそうです。

まとめ

以下が日本のがん死亡率増加の原因です。

  • 高齢化によるがん患者の増加。
  • 食事が欧米化したことによるがん患者の増加。
  • 日頃の予防意識、早期発見のための検診率が少ない。
  • そもそもの治療方法が適切でない場合がある。

では、改善点を考えると

  • 早死にを心がける(!?)
  • 素食(バランスの取れた食事)を心がける。
  • 適度な運動、定期健診を行う。
  • 適切な処置について各専門医と連携をはかり相談した上で行う。

と、早死に以外は日頃から言われていることで特に欧米と比べて意識が薄いとは感じないのですが、如何でしょうか。

でもね、アメリカって

 最後に、ちょっとおせっかいなことをちょろちょろと書きたいと思います。記事ではアメリカはアメリカはと、アメリカを褒め称えるような記事だったので、アメリカってそんなにすごいのと思って少し調べてみました。

「WHO世界保健統計2014年版」の男女の平均寿命をみると

日本1位 84歳

アメリカ34位 アメリカ79歳

となっています。長寿=健康国ではないですし、長生き=幸せとも限らないので、これはあくまでもアメリカの医療の一端をみる一つの資料としてあげておきます。

 また上図の日米の死因トップ10の比較ですが、こちらを見ると、特にアメリカ人が予防意識が高く食事療法や適度な運動を行っているということは伺えません。糖尿病になりにくい体質にもかかわらず、糖尿病が高い割合で死因となっていたり、心疾患の原因を考えると肥満じゃないの?と疑いたくなります。

 アメリカよりも平均年齢が5歳上の日本のがん死亡率が米国より上回ることと、以前のアメリカのがん死亡率が異常なまでに高かったということを考えれば、日本のがん死亡率の増加と、米国のがん死亡率の減少の原因は単純に記事の主張通りにはならないのではないでしょうか。

 アメリカでは医師と患者の意思疎通がオープンに行われ、安心して適切な治療が行われると信じている方もいるかもしれませんが、医療ミスが原因で死亡したと思われるケースは必ずランキングの上位に入ります。これは日本も同様と思われますが、どちらも正式に公表していないので正確な数字は闇の中です。

 興味深いのは、アメリカ人も西洋医学が原因となる死や科学的根拠のない治療法の有効性を認めて、代替治療を多くのがん患者が行っているということです。

がん患者の9割強が代替医療を経験~米国最新がん事情
 現代の生活習慣や食習慣で異常をもたらした遺伝子を回復させるには古代より伝わる治療法を以って本来の状態に戻すというのは非科学的に見えて最も効率的な方法かもしれませんね。