ASUS TransBook T90CHIの無線が遅い(復帰後「制限あり」)→高パフォーマンスで爆速化に成功した話
一日中いじり倒しているAsus T90Chiですが、どうも無線LANの調子がよくありません。先日の大量アップデートからネット接続時に「制限あり」と表示されたり、酷い時は無線LANの設定項目すら消えてしまう症状におちいってしまいました。自分には関係ないことだと思っていただけに、先日のアップデートとWindowsアップデート両方に八つ当たりをしてしまいます。ユーザーの皆さんからの知恵を集結してなんとか解決に至りました。更に棚牡丹的な発見から以前よりも快適にネットができる環境になったのでメモを残します。
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初めに
Windows UpdateをしてWireless LAN driverを最新のものにしておいてください。更に動作が不安定ならこちらの設定も試してみると変化があるかもしれません。
電源オプションに「高パフォーマンス」を追加する
省電力を売りにしたタブレットには大抵「バランス」というモードしかなく、デスクトップやゲーミングノートの用な設定項目が存在しません。省電力で10時間電源を持たせるような設定も使い方によってはいいと思いますが、いつまでたってもブラウザーの画面が更新されなかったり、編集に長い時間かけるのは非効率的です。3時間しかもたなくてもよいので、太く短く快適に使える設定にしたいと思っていたら何とできるようです。
レジストリエディタが勝利のカギ
まず電源オプションから「電源ボタンの動作を選択する」を開きます
「現在利用可能でない設定を変更します」をクリック
「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外しておきます(以前からいじわるな挙動をするので私は元から切っていました)。
次にWindows 10の場合はWindowsボタン横の検索バーから「 regedit 」 と入力し、レジストリエディタを起動させます。
HKEY_LOCAL_MACHINE System\CurrentControlSet\Control\Powerにある「CsEnabled」を探してください。
見つけたらDWORDの値を1から0に変更して再起動します。
→再起動後、コントロールパネル→ハードウェアとサウンド→電源オプションに進みます。(タスクバーにある電池アイコンを右クリックでも電源オプションに入れます。)
→「バランス(推奨)」の「プラン設定の変更」をクリック
→「詳細な電源設定の変更」をクリック
すると、あら不思議いままでなかったはずの高パフォーマンスが選べるようになっています。
更に「現在利用できない設定の変更」をクリックすることで今まで見えなかった設定の変更が可能です。
ワイヤレスLAN関係は:
リストから「ワイヤレスアダプターの設定」クリックで展開 →「省電力モード」→「バッテリ駆動:」を「省電力(中)」から 「最大パフォーマンス」 に変更。
OKボタンで保存。これで、『ガンガン行こうぜ』でT90Chiを使用できます。
オジサンは一回で設定を変更したいので、バランスモードではなく「高パフォーマンス」を選択して設定を変更しました。これで、バッテリーが減って来てもバランスを選択すれば安心です。
プロセッサの電源管理などバッテリ駆動時は5%とかになっていたので、100%に変更したり、常に高パフォーマンスを選択しましたが、皆さんは好みに合わせて設定してください。
自宅や、電池に余裕があるときは高パフォーマンスで使えば快適です。
ついでに休止ボタンも増やしておく!
先ほどの高速スタートのチェックを外した項目の下に「休止状態」という項目が増えています。
「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックすればチェックができるようになります。
「休止状態」にチェックを入れると
シャットダウンメニューに休止状態が見るようになります。これで、しばらく使用しないときは休止状態にしておくことができます。
最後はレジストリを戻します
同じように「regedit」を起動して、「CsEnabled」の値を1に戻しておきます。そして再起動をすると
シャットダウンメニューにスリープが復活します。
カバーを閉じたときの動作なども選択可能になっています。
Wi-Fiを復活させるだけでよかったんですが、思わぬ発見ができました。今のところ快適です。設定の変更は自己責任で気をつけて運用してください。
実は奥が深い電源のオプション
電源のオプションを制すれば、世界を制すると言っても過言ではないかもしれません。もっと細かい設定ができるようになっており、自分に合った最適なクロック数を割り出し使用することが可能のようです。
下記のブログが大変参考になりました。T90Chiももう少しメモリに余裕があれば良いのですが、次世代機に期待してます。