がじぇぶ GADGETY BLOG

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Windowsストアアプリが相変わらず残念な件 英単語ターゲット1900編

 Asus T90Chiをビジネスや学習ツールに仕立てあげようと目下試行錯誤の毎日ですが、その過程で久しぶりにWindowsストアを覗いて見ました。Windows 8が発売された当初は突貫工事で作ったようなアプリばかりで不具合だらけでしたが、今はどうなっているのでしょう。試した結果、やっぱり魅力的なアプリに出会うことができませんでした。

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英単語ターゲット1900はアプリも魅力の一つ

 英単語ターゲット1900といえば、今も昔も受験生の良き御供。好みはあれど、誰もが知る英単語本のバイブルの一つです。改訂版5が出て以来6が中々出ませんが、見方を変えればそこまで作りこまれてきたともとれます。

 アナログな本での刷新は滞っていますが、実はこのシリーズiOSアプリやAndroidアプリでは中々の力作となっております。特にiOSは更新も頻繁に行われており充実の機能で素晴らしいのです。

英単語ターゲット1900公式アプリ | ビッグローブ英単語 - Google Play の Android アプリ

 本とは別にCDを購入したり、単語カードを購入したり、オリジナルフラッシュカードを作ったりというのは大変な作業ですが、こういうアプリのおかげですごく効率よく学習できるようになっているのもターゲット1900の魅力です。東進ブックスも良かったのですが、アプリが受講生にしか解放されなくなり魅力がなくなりました(本当に残念)。

作りが適当すぎます

 読む、書く、聴くのトレーニングができるWindowsストア版のターゲット1900については評価が4.4と現在なっていますが、オジサンから見ると評価1が妥当です。これはまだ販売してはいけないレベルです。1100円で売るとか信じられません。iOSAndroidもあれだけできて600円ほどで、この作りこみで1100円とは目を疑います。

 最初は「お!筆記体も読めるの?すごい!」と思ったのですが・・・

 ちょっといじわるして『improvee』とか『improveb』なんて書いてやると

『improved』と認識されました。え?ダメじゃん・・・。

なんでスマホの後を追うのか

 Windowsタブレットは8インチ以上とOSにも制約があるはずですが、なぜ8インチもある画面で単語を一つずつ表示させるのでしょう?こんな大きな画面に、単語一つって・・・効率が悪すぎます。片手で持てるスマホにはスマホにしかできない仕事をさせておけばいいのです。iPadiPhoneでアプリを住み分けるように、8インチ以上のタブレットやノートPCのような画面でこんなことをしていてはスマホにシェアを奪われるだけ。

 書籍版よりも大きなサイズを確保できているのだから、最低限書籍並みの利用ができないとユーザーは満足しないでしょう。

 この赤シートの機能は中々おもしろいのですが、単語を10問ぐらい表示させて、そこで赤シートがかぶせるようならもっとよかったのに残念です。マーカーだけでなくて、自筆での書き込み機能を追加したり、できないなら最低限スマホ版にもある聞き流しは絶対に抑えておくべきでした。

 スマホと違ってこんなにたくさんの単語を一気に表示できて目視できるのに、何故この広い視野をいかさないのでしょう。オジサンは悲しい。もっともっといいアプリにできるのに。

需要がない→アプリもいい加減→いい加減なソフトはいらない

 英語漬けのような秀作ソフトは10年前からありましたが、すべてスマホにお客をとられてPC向けのソフトをつくるような物好きメーカーはほとんどいなくなったように思います。いいもの作っても売れない。これじゃあみんな開発やめますよね。逆にスマホならそこそこのものをつくって宣伝を流しておけば、誰かが飛びつくのでぐっと利益がでるし、利益が出ればもう少しいいものをと開発に投資できるし、良い循環ができていると思います。

アプリのできもユーザー数と比例して

iOS版>>>>>>>>>>>>android版>>>超えられない壁>>>>Windowsストア版

となっていて非常に残念な結果です。作りやすさはともかく、OSの自由度・スペックならWindowsの方がずっと良いはずなのに。

旺文社もマイクロソフトも提携メーカーを選んでほしい

 iOS版のアプリを作っているのは物書堂さんです。こちらは辞書アプリも中々素敵なものを作られています。

 対してAndroidビックローブさんが作っています。

 そしてWindows版はイースト株式会社さんです。

 開発元だけをみても、アプリのできはお察しできると思いますが、そういうことです。Windowsストアが閑古鳥なのはすべてアプリのデキが悪いからだと言っても過言ではないと思います。

 今だにろくなPDFリーダーもありません。マイクロソフトもそれがわかっているからこそのWindows Bridge for AndroidWindows Bridge for iOSの開発に至ると思うのですが、旺文社さんにも是非ともお願いしたい、「後生ですから、愛着のあるであろう書籍のソフト開発メーカーを精選してください」。iOSはこちらに、Androidにはあそこにまかせてあるのでというやり方はダメですよ。特にイースト株式会社さんのものは一から作り直すか、早急に他社にお願いするかしないといけないレベルです。ターゲット1900は良い本なのでアプリの方もどうぞ大事にしてくださいm(_ _)m